人が育つ仕組づくり
明石市のコミュニティ・スクール
社会が変われば 学びの仕組も変わる
視点を変えれば 違った世界が見えてくる
未来を生き、未来を創る資質・能力を育む仕組づくり
〇明石のコミュニティ・スクールは、「未来を生き、未来を創る資質・能力を育む仕組づくり」を目指しています。
〇コロナ禍の中で、日本の様々な課題が浮き彫りになってきました。「決まらない・決められない」そんな日本人の意識を変えていくのは教育です。
〇社会が変われば、学びの仕組も変わります。しかし、高度経済成長期の「工業化社会」を支える人材として必要な資質・能力を育む仕組から、「情報化時代」・「超スマート社会」で生き、社会を創っていくために必要な資質・能力を育む仕組への転換がうまくいっていないことが浮かび上がってきたのではないでしょうか。
〇1996年中央教育審議会答申で打ち出された「生きる力」が30年近くを経てもまだ引き継がれているのは、「生きる力」の理念が十分に理解されておらず、未来を創る子どもたちを育む仕組への転換が実現されていないからだと考えます。
〇「生きる力」を不透明な時代を生きる人間の総合力ととらえ、「認知スキル」と「非認知スキル」をバランスよく育んでいくことが大切だと1996年中教審答申から言われ続けています。しかし、実際のところは、「認知スキル」に重きがおかれ、「非認知スキル」を育む環境への意識が弱かったのではと考えます。そこには、「非認知スキル」も授業で指導して育つもの、授業で育てなければならないものといった考えが強かったのではと考えます。日本の子ども・若者たちの「非認知スキル」が弱いことは、様々な調査等でも明らかになっています。そうした日本の子ども・若者たちの姿は大人の姿の反映ではと考えます。
〇今回の学習指導要領では「社会に開かれた教育課程」が強調されています。それは「非認知スキル」に強く焦点が当てられたからだと考えます。「非認知スキル」は学校の中だけで育まれるものではなく、地域社会とつながる中で、「自然」「地域」「文化」「人」等に触れ、支え、支えられ、“多様な考え・価値観・学び・夢”等に触れる中でじわじわと育まれるものだと考えます。「非認知スキル」を地域社会全体で育んでいくためには学校の中だけでの学びから、学びを開いていく仕組が必要です。地域社会全体で育んでいく仕組は本来は意図的なものではなく、意図しないヒドゥンカリキュラム的なものとして地域社会の中にかつては存在してきたものだと考えます。
〇明石のコミュニティ・スクールは学校・家庭・地域が連携・協働することで、意図的にそのヒドゥンカリキュラムを再構築し、活性化させていくことを目指しています。
〇そのために、今年度は学校運営協議会での対話の充実を手掛かりに、まず、学校・家庭・地域での対話の広がりを目指していきたいと考えています。
〇コロナ禍のトンネルから抜け出そうとしている今、日本の学校は分岐点に立っていると考えます。過去に戻るのではなく、「新たな価値を創造する」学びの実現に向け、未来への一歩を踏み出すための対話が広がっていけばと願っています。
明石のコミュニティ・スクールの取組
- 「明石のコミュニティ・スクール 2023年度版」(PDFファイル:1,299KB)
明石のコミュニティ・スクール情報
- コミュニティ・スクールだより「コミコミスクスク」
- 明石のコミュニティ・スクールツイッター運用ポリシー(PDFファイル:279KB)
- コミちゃんねるYouTube運用ポリシー(PDFファイル:321KB)
上記に関するお問い合わせ
明石市教育委員会事務局 学校教育課
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